一般にヨガと聞くと、何かしらのポーズが連想されますが、195の文からなる古代の教典、「ヨーガ・スートラ」でアーサナ(ポーズ)について語られているのは、わずかに以下の3文です。
2.46 アーサナは安定していて、なおかつゆったりしたものでなければならない。
2.47 アーサナの確立は、努力がやみ、無限への瞑想によって得られる。
2.48 アーサナにおいて、相反して対となるものに影響を受けることがなくなる。
そもそもその時代の人間は今よりも高次な存在で、アーサナ(←直訳すると坐法)を実践するまでもなく、最低限の身体の使い方やそれがもたらす影響を理解していたと推測されます。
なので古典的ヨーガ(瞑想)をする上での、心の働きやその作用に重きを置いてました。
時は過ぎ、人間本来の力は失われ、身体のバランスが崩れて苦しむようになり、現代のアーサナが必要となっていきました。
とはいえ、身体の使い方を理解しているならば、決して難易度の高いポーズをとる必要はありません。
むしろ「もっと難しいポーズにチャレンジしたい」とか「アーサナをして引き締まった体を作りたい」というのは、新たな苦しみ生み出し、さらにはエゴを強めます。
身体の健康は心を健康にし、心の健康は安定した瞑想を作り、安定した瞑想は真理へと導きます。
8400万あると言われているアーサナの中で、自分にとって何が本当に必要で、その先に目指すものは何かを理解して、この道を歩んでいきたいものです。
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