ナマステ〜、正月からカレーを食べるSattva-Kenです。
正月ということで、おめでた感を出そうと思い、赤いビーツでカレーを作りました。
それが濃い赤色のドロドロカレーで、逆に正月から怪しいカレーになりました。。。もちろん味は美味しくいただきました。
さて、今年の干支は丑ということで、本日はゴームカーサナを紹介します。
ゴー=牛、ムカ=顔で「牛の顔のポーズ」という意味になります。
他にも「ゴームカ」という言葉には、平でない家など、何でも奇妙な形や不規則な形のものという意味があります。
ポーズの名称はこのような意味に由来しているそうです。
ちなみにヒンドゥー教の4大聖地の一つ、ヒマラヤの氷河から始まるガンジス川の水源の名称も「ゴーモク」(牛の顔、口)と言います。
インドで牛は母性の象徴であり、惜しみなく与えてほとんど受け取らない者すべての象徴でもあります。
インドでよくある名前の一つに「ゴーヴィンダ」は牛の頭を意味し、クリシュナ神の名前でもあります。
また牛(ナンディー)はシヴァ神の乗り物でもあり、神聖な生き物として、四足動物の守護神とされています。
そんな丑年の2021年は、SattvaYogaShalaのレッスンでもこのゴームカーサナを積極的に出していこうと思います。
本日ご紹介するゴームカーサナは、アシュタンガヨガのセカンドシリーズで出てくるアーサナで、一般にハタヨーガに出てくるゴームカーサナとは少し形が異なります。
ここでは片足で正座をして、その上にもう一方の足を重ねます。(ハタヨーガでは両方の坐骨で座り、足を交差させます。)
この片足の方が難易度も高く、バランス感覚を必要とし、大腿四頭筋も伸ばされて後屈アーサナを緩和する働きを持っています。
アシュタンガヨガではAとB二つのバリエーションがあります。
Aでは、片足の正座の土台でバランスを取りながら、股関節の働きで身体を全面に向け、両手を組んで膝を押し下げ、尾骨と胸で背骨を伸ばして顎を引きます。
ウジャーイ呼吸でプラーナ(生命エネルギー)を取り込み、ムーラ・バンダ、ウディヤーナ・バンダ、そして喉に位置するジャラーンダ・バンダを活性させて、プラーナを循環させれると、力強いアーサナになります。
Bでは、Aの状態から背中で手を組みます。(足が上に重なってる側の腕を上から、反対の腕を下から回して手を掴む。)
後ろで手を組むことで、さらにプラーナが外に漏れ出るのを防ぎ、胸・肩の開きで呼吸が深まることで、
神聖なる母性に
クリシュナ神に
シヴァ神に
全てを捧げることができます。
以前にも書きましたが、私たちのこの身体はいわば”寺院”なのです。
内在する本来の姿を宿し、その神に祈り、捧げ、行動します。
アーサナの実践は、そのような部分にも気づかされます。
特に今年はこのゴームカーサナが御利益アップすると勝手に言わせてもらいます。(真実の法則を利用して、言ったことが現実になるやつです。)
この機会にSattvaYogaShalaで牛にまつわるポーズをやってみませんか?
本日より、SattvaYogaShalaも本格始動致しました。
本年も皆様と実り多き年にしていきましょう。
PS:全国的にまたコロナ感染者が増えています。SattvaYogaShalaでも感染対策を行いながら対面でのレッスンを続けています。もし通常のレッスン参加に不安がある方は、プライベートなどお気軽にご相談ください。
皆様と健康で長くヨガができますように。