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ナマステ〜、歩くなら平地よりも山道の方が得意なSattva-Kenです。
子供の頃、毎年夏休みに家族で白山登山していたのもあってか、山歩きは得意です。
2013年に四国八十八ヶ所霊場お遍路した時も、平地より山道の方が楽に歩けました。

さて、本日はヒンドゥー教の4大聖地の一つ、ガンゴートリーに行った時のお話をご紹介したいと思います。

ヒンドゥー教徒にとって、一生に一度は訪れたいチャールダーム(4つの巡礼地)とは、ガンジス川源流の聖地「ガンゴートリー」、ガンジス川の支流であるアラクナンダー川源流の聖地「バドリナート」、さらにアラクナンダー川のそのまた支流であるマンダキニ川源流の聖地「ケダルナート」。そしてヤムナー川源流の聖地「ヤムノートリー」です。

厳密には源流近くの聖地で、源流まで遡るには、さらに奥地に行かなければなりません。

今回(と言っても行ったのが2011年)は、ガンジス川源流の聖地ガンゴートリーへ、そしてその奥の「ゴーモク」 (牛の口)を目指して行ってきました。

話を始める前に、以前の記事にも書きましたが、この2011年は私にとっても記憶に残る年で、毎月世界各地のヴィパッサナー瞑想コースを受けて旅をしていました。
この頃はヨガや瞑想で心身を清め、カルマを浄化することに積極的になっていた時期です。
そして自然災害の予知夢を見た後に3.11が起きて、まるでひと事には思えなかった3月、ジャイプールでヴィパッサナー瞑想コースを受けて、北インドのリシケシまでやってきました。
4月にデラドゥン、5月にダラムサラー、6月ブッダガヤー、ヴィパッサナー瞑想10日間のコースを回りながら、それ以外は各地でヨガに励むというスタイルの旅をしていました。
そんな中での巡礼です。それでは、ご一緒にタイムスリップ。

前回のリシケシでの滞在で行けなかったガンゴートリー巡礼をして、そこで沐浴をしてさらに清めて、お祈りしようと思い、リシケシからガンゴートリーを目指します。
4月上旬、リシケシでも昼間の気温が連日40度の酷暑のある日、大した下調べや準備もなしに、思い立ったかのように軽装に荷物をまとめ、リシケシの巡礼地へ向かうバススタンドに行った。

ガンゴートリーは標高3048mの場所にあるため、冬の間は道が閉ざされ、開通するのが5月〜10月頃の間だそうで、この時もガンゴートリーまでまだ道が開通していない状況だった。
それでも何とかなるだろうと思い、とりあえずガンゴートリーまで行くための起点となる町、ウッタルカーシー行きのバスに乗った。
早朝に出発したバスは、豊かな田園風景を眺めながら山道をガンジス川沿いに走る。昼過ぎウッタルカーシー(標高1158m)に到着。
ウッタル=北、カーシー=ヴァラナシという意味で、規模的には村に近い町でこれといった見所もないが、多くの巡礼者はここで一泊して、巡礼に必要な装備を整える。
平地ではあまり見かけない本気サドゥーもチラホラいて、聖地に近づいているのが感じられた。

ガンゴートリーのアクセスとして、シーズン期間中はバスが走っており、リシケシからウッタルカーシーまで約8時間、ウッタルカーシーからガンゴートリーまで約6時間かかる。
しかしこの時期バスが走っていたのはここウッタルカーシーまでで、この先は乗合ジープに乗って50kmほど進んだガングナーニ(標高2000m)という村まで行き、そこで一泊した。

ガングナーニ(ガンジスのお母さん)には、天然温泉が湧き出る小さな村で、旅の疲れを癒してくれる。その温度もいい感じに温かくて、お勧めの秘湯スポットです。

翌朝凍える沐浴を済ませ、乗合ジープと一緒にガンゴートリーまで乗り合ってくれる人を探したが、シーズン中ならともかく、なんせ建物が10件くらいしかない村でそう簡単にジープも人も見つからない。
ってことで必然と歩きでガンゴートリーに向かうことになる。(距離にして20~30kmほどだったと思うが、定かではない。)
途中チャイ屋が一軒だけ開いていたが、それ以外の建物には人影がなく、眠っている山を登っているようだった。
そのチャイ屋で一人の中年インド人男性のルドラさんに出会った。(見た目は半分サドゥーの)彼は毎年ガンゴートリーにある寺院でお手伝いの仕事をしていて、この時もガンゴートリーに向かう途中だったので、旅のお供をさせてもらうことにした。
無口な人だったが道にも詳しく、軽快に歩くので、ペースも上がり何とかその日の夕暮れ時にガンゴートリーに着くことができた。

昨日の朝までリシケシで暑いと感じていたのに、ガンゴートリーではなんと粉雪が舞っていた。
村のメインストリートには巡礼宿や食堂、土産物屋さんが並んでいたが、ここもシーズンオフでどこも空いていなかった。
その道の先には、女神ガンガーを祀った寺院がある。

横に流れるガンジス川の轟音が、人っ子ひとりいない村の静寂の中で響いていた。
これがあの神話にも登場する天に流れていた川、ガンガーなのだ。
地上に降りるにはその力が強大すぎて大地がその衝撃に耐えられないとのことで、シヴァ神の髪の毛を受けて地上に降り立った川、ガンガー。
その圧倒的な流れと音に五感全てがもっていかれ、他に何も入ってくる予知のないパワーを全身で感じた。
その先には神々が住う山々がそびえ立ち、自分の踏み入れたところがあまりにも神聖な場だということを実感した。
その山々から温かい視線を感じ、常に見守られ、生かされていることへの感謝の気持ちが涙となって流れ、茫然と立ちつくすのみだった。

まさにこの聖地を貸し切り状態で、大自然の神聖なるエネルギーを受け、身体が宙に浮いているような不思議な感覚になった。
泊まる宿すら開いていなかったが、ルドラさんが快く彼の住む小屋に招待してくれた。
壁と屋根はあるけど、あちこちから隙間風が通る3畳ほどの小さな小屋は、その中で料理もするし、祈りも捧げて、寝るという信食住な空間。
彼と出会わなければ、寝床はおろか、食事も出来ず、飢死していたかもしれない。
簡単なダルとチャパティを作ってくれて、お腹も満たされたところで、早めの就寝となった。

この旅の出会いと感動の余韻に浸る。
飛んだ意識は明日ちゃんと元に戻ってこれるかなという訳の分からない心配をよそに、意識は遠のいていく。
そしてこの先、母なるガンガーから大浄化を受けるカルマが実を結ぶ。

後編に続く。
次回は沐浴体験、本当の源流ゴーモク巡礼、帰り道で起きた事件を経てこの「聖地巡礼」は完結します。
次回もお楽しみに。

SattvaYogaShala-Ken

PS:ルドラさんとの夜、狭い、寒いを理由に身体を密着させて、色々と触られました。こんなにもお世話してもらっているので、少しくらいは…いやいやそこはしっかりとノーと言わせてもらいました。。。

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