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ナマステ〜、下半身の筋肉が太くしっかりしているSattvaーKenです。
雪国の生まれなのか、子供の時のサッカーなのか、中学の陸上部なのか、はたまた自転車乗りだったからなのか、今でも下半身は筋肉質です。
その分太腿の筋肉や股関節が硬くて、開くまでに苦労しました。

さて、本日はアルダ・バッダ・パドモッターナーサナをご紹介します。
アルダ=半分の、バッダ=掴んだ、パドマ=蓮華、ウッターナ=強く伸ばす、アーサナ=ポーズが合わさった名前になります。
SattvaYogaShalaでは、このようなサンスクリット語の名称の意味も覚えられるように説明しています。
サンスクリット語でのアーサナの名称は、世界共通で使われているので、覚えといて損はないですよね。

このアルダ・バッダ・パドモッターナーサナは、アシュタンガヨガ以外で登場する機会は少なく、極めて難易度の高いアーサナです。
まずは、片足立ちのバランスと安定感が求められ、次に太腿の筋肉の伸びと股関節の働き、胸と肩の開きを踏まえての深い前屈という、一つのアーサナで複雑な応用力を必要とします。

片足立ちで真っ直ぐに前屈する時は、太腿の前面の筋肉を収縮させて膝を伸ばし、重心が外へ外れないように、足の土踏まずを持ち上げ足の内側のラインに意識を向けます。
足の真横に手を置いて、ウッターナーサナ(立位の両足前屈)のイメージで上体を倒し、ウジャーイの呼吸の安定感と軽やかさでバランスをとります。

パドマーサナ(蓮華座のポーズ)の習得は、ヨガアーサナを進めていく上で避けては通れません。
しかし、股関節が十分に開いていない状態でパドマを組もうとすると、膝の靭帯あるいは半月板や関節軟骨を痛めやすいです。
私自身もまさにその例で、左膝の靭帯、半月板、軟骨全て痛めた経験があります。
パドマの練習を始めて、膝に痛みが出たという生徒さんも多く見てきました。
膝周りを一度怪我すると、長期に渡って痛みが続くことになります。
痛みと向き合う良い機会ではありますが、出来れば安全に深めながら健康に歳を重ねていきたいですよね。

このパドマーサナでは、膝関節(蝶番関節=伸ばすか折るかの一方向のみの関節)で行わずに、股関節(球関節=ボールのようになっていて全方向に動く関節)で行うようにすること。
さらに補足するなら、大腿四頭筋を伸ばして股関節を開いていきます。
必要ならば、パドマの膝の動きのカウンター(足を後ろに曲げる)も行って、膝への負担の緩和と大腿四頭筋を伸ばしてあげましょう。

毎朝5~10分でも足を組んで座る(呼吸を観察する)だけで、無理なく十分に開いていきます。
太腿の筋肉が十分に伸び、大腿骨を股関節で回せるようになると、膝への負担は最小限に保たれて、安全にポーズを深めることが出来ます。

片足がパドマを組んで、同じ側の腕を後ろから回して足を掴むという”バッダ”の動きは、アシュタンガヨガのシリーズで度々登場します。
巻き肩にならないようにしっかりと胸と肩を開いて腕を回すようにします。
上級者は反対に肩が開き過ぎないように、肩のラインを揃えます。

ここまで無理なく出来るようになって、純粋に片足前屈を深め、身体や骨盤の向きなどの微調整を行います。
アシュタンガヨガのプライマリーシリーズでは、この後の座位でも同じようなアーサナがありますが、この立位の状態の方が難しく感じると思います。

一昔前のこのアーサナでの指導法として、ポーズに入る時やポーズを保持する時、ポーズから起き上がる時に、立っている足の膝を保護するため(膝がロックされないようにするため)に、膝を僅かに曲げる(柔らかくする)ように指導していました。
しかし、故意に膝を曲げすぎると太腿の筋肉が働かずに、返って膝に負担がかかることになりかねません。
私はあえて、入る時も保持する時も出る時も、なるべく膝を持ち上げるように太腿の筋肉を働かせるように指導しています。

このアーサナに限らず、一つのアーサナに完成形は存在せず、それぞれがより高度なアーサナへと進化していく過程なのです。
SattvaYogaShalaでは、その先を見据えたアーサナの解説をお手本を交えて指導しています。
皆さんを最速で進化させて、目標を実現できる力を養います。

日々の練習にマンネリすることがないように、SattvaYogaShalaで新たなスパイスを取り入れてみませんか?
コロナ禍ではありますが、感染防止対策、振動・騒音対策にご協力頂きながら、対面でのレッスンを続けています。
また緊急事態宣言下では、全ての夜のレッスンの終了時間も引き続き20時までの短縮としています。
ご不便をおかけすることもありますが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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