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アシュタンガヨガでは欠かせない重要な呼吸、ウジャーイの呼吸。
「勝利の呼吸法」や「勝利を得た生命力の拡張」を意味しています。この呼吸法でヨーガ実践中だけでなく、日常生活していく中でも、困難にも打ち勝つことが出来ます。

インド伝統のマイソールクラスでは、その神聖なウジャーイの呼吸音「シュー、ハァー…」が各々の生徒さんから聞こえています。

そのウジャーイ呼吸の練習には、空気が通る喉頭蓋を意識的にせばめ、呼吸を長く深く行い、そこを通る摩擦音が胸の中心から鳴るようにします。そして下腹部はバンダによって常に締めつけられている状態で、呼吸は横隔膜から上部の胸呼吸で行います。また、その呼吸音に瞑想することによって、自分自身と向き合うことが出来ます。

一般に腹式呼吸が良いとされていますが、ヨーガでは腹式呼吸だけを使って行うことは稀です。何故なら、腹式呼吸をすることによって、一時的に下腹部が緩み、骨盤周辺が歪むことがあり、また腹式呼吸をすることで、自分の内にあるエゴを表に出すとも言われており、ヨーガプラクティショナーが目指すものと正反対の働きがあるからです。
よって、歌手やダンサーなどの表現者にとっては、腹式呼吸は有効だといえます。

ウジャーイ呼吸法の効果としては、血液の循環、内臓の浄化を促し、神経を鎮め、心身のバランスを整えます。
また、バンダとの相乗効果で体内にエネルギーが満ち溢れ、充実感が得られ、心身ともにダイナミックな状態になります。
仕事に対する能力も高まり、失望感が除去され、希望が湧いてきます。
新たにエネルギーが生み出され、神経系が活発に働き、忍耐強くもなります。
アシュタンガヨガに限らず、その他全てのヨーガ全般において有益であるとされています。

身体や心を使って呼吸するのではなく、呼吸から全ての動きを起こすように意識します。

ヨーガでは、呼吸を知ることは重要な課題であり、呼吸を理解することは心を理解することに繋がり、更にはその奥の本来の自己の扉を開く鍵となります。

どうしても難しいアーサナを行う時や、心的ストレスがある時には、呼吸の存在を忘れがちになりますが、そんな時こそ自分の呼吸を通じて繋がることが、解決の助けとなります。

指導する側としても、生徒さんの呼吸がしっかりと出来てなかったら、アジャストや次のアーサナを与えることは出来ません。
呼吸に意識を向け、何よりも優先することが近道となります。

私たちは呼吸に含まれるプラーナ(生命エネルギー)によって生かされています。

SattvaYogaShalaでは、毎週土曜日8:00〜呼吸に特化したクラスも設けて、指導を行っています。
今一度、呼吸を見つめ、条件づけられたカルマから心と身体を解放してみませんか?

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