ナマステ〜、またまたシルシャ健康法を始めたSattva-Kenです。
シルシャーサナの記事以降、また始めました。縮み過ぎ注意じゃなくて健康なり過ぎ注意で、長く続けてみようと思います。
さて、本日は逆転シリーズで「サーランバ・サルヴァンガーサナ」(肩立ちのポーズ)についてご紹介します。
シルシャーサナの記事で、身体を逆転させることで身体と心にとても良い影響を与えることを説明しました。
この頭立ちのポーズが出来ない方でも逆転アーサナにチャレンジできるのがこのサーランバ・サルヴァンガーサナです。
俗にサルヴァンガーサナや肩立ちのポーズと言われますが、サーランバ=支えのある、サルヴァンガ=全身という意味で、身体全身を使って支えるポーズになります。
首や肩、腰に負荷をかけ過ぎないように、腹直筋をしっかり使って支えるように行うと、長時間の保持はシルシャーサナより厳しく感じます。
個人的な感覚として、首・肩まわりでみるとシルシャーサナは表面の筋肉の強度を高め、サルヴァンガーサナは内側の筋肉の柔軟性を高める役割をしています。どちらも瞑想になりうるアーサナです。
基本的な効果はシルシャーサナと同じで、このサルヴァンガーサナのシークエンスを一通り行うと効果の幅も広がります。
現代人の多くが抱えている肩こりや腰痛にも効果的です。また逆転アーサナには鎮静作用があるので、ムカムカした時欲求にかられた時など心が乱れた時に逆さになると、スッと心が落ち着いていきますよ。
アシュタンガヨガでは、フィニッシング(終わりの)シークエンスの中で頭立ちのポーズの前に行います。
そしてこの肩立ちのポーズの後はカウンターアーサナの魚のポーズも必ずセットで行いましょう。
こちらのシークエンスも全シリーズで必須のアーサナの流れで、時間がないプラクティスでも省くことなく、積極的に取り組みましょう。
ちなみにアイアンガーヨガでは、外側から内側の筋肉をほぐしてから柔軟するのを目的に、頭立ちのポーズの後に肩立ちのポーズを行います。
写真の流れを簡単に解説すると、
・サーランバ・サルヴァンガーサナ(写真のように反る必要はないが、お腹で上に真っ直ぐ伸ばす感覚で。視線の先に足の指先が少し見えるくらいがイイね。肩立ち自慢したい人は、そのまま両腕を身体の側面に沿って上げてみよう。)
・ハラーサナ(鋤のポーズ)(前のポーズから背中を伸ばした状態で股関節を曲げて、足を頭の向こう側の床に下ろす。高さがある方が畑を耕すのに使い勝手がいいよね。)
・カルナピーダーサナ(膝を耳に持ってくるポーズ)(急にやると腹筋がチョコバーみたいになって痙攣するほど、強い体感屈曲で、Sattvaでも膝が床に下ろせる人は一人、二人のレア率です。ここでの自慢ポイントは、そのまま手を横について、正座の形にもなれるよ。)
・ウールドヴァ・パドマーサナ(上向きの蓮華座のポーズ)(肩立ちのポーズに戻って伸ばしてからパドマを組もう。慣れてきたらノーハンドで。通はここでカパーラバティからのナウリクリヤで浄化を促し、瞑想しよう。)
・ピンダーサナ(胎児のポーズ)(カルナピーダーサナ同様、背中を丸めて脚を抱き寄せる。胎児のようにSattvaな愛の形になろう。)
・マッツィヤーサナ(魚のポーズ)(肩立ちのカウンターポーズを感じながら胸を開いて自由な呼吸をしよう。起源を辿ってそんな時代もあったことを思い出そう。)
・ウッターナ・パーダサナ(強い脚のポーズ)(写真にはないですが、頭はそのままで、脚をほどき手を合わせ30度の角度で前に伸ばす。頭と脚で引っ張り合うように前後の伸びを感じよう。)
ここまでが肩立ちのシークエンスです。
首や肩が硬い方も壁やプロップスを使って簡易バージョンをとることができます。
是非とも日常に逆さまを取り入れてその効果を実感しようではありませんか。
ってことで勝手に12月は「逆さ健康法月間」とします。ヨガに行かない日でも自宅で朝夕逆さまになって、それがどう心身に影響を与えるのか観察して、そのレビューを大募集します。
もちろん逆さまなら頭立ちやピンチャでもOKです。長く保持することで普段届かない効果も実感できます。
背中、肩、首の強化。血行促進。消化機能の向上。ストレス解消。全身のバランスを整える。(循環機能、熱生産機能、心拍数、呼吸器)肩こり、腰痛、背中の関節炎の緩和。背骨のストレッチ。腰周りの血行促進。足首、膝、股関節、骨盤のストレッチ。呼吸器系、甲状腺の浄化。痔、出血の緩和。不眠症改善。
などなど、誰もが抱える問題に効果があります。
あなたのヨガライフはもうすでに始まっています。
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