ナマステ〜、動物園の目が離れている動物たちに親近感がわくSattva-Kenです。
後屈の時に見える自分の足は、実は柔軟性ではなく、目が離れているからとの疑惑が。。。
さてさて、本日ご紹介するのは、パリヴリッタ・トリコナーサナ(ねじった三角のポーズ)です。
先日紹介した、トリコナーサナ(三角のポーズ)のパリヴリッタ(ねじった)バージョンです。
アシュタンガヨガでは、一番最初のねじりのポーズになります。
このアーサナもアシュタンガヨガ以外のヨガでも度々出てくるポーズで意外と難しいので、ここでしっかりと理解しておきましょう。
今回もアシュタンガヨガのシークエンスを基準に説明していきます。
まず、トリコナーサナの左側で5カウント保持した後、吸う息で上体を起こしてそのまま身体全体を右足の方へ向けます。この時後ろ足は斜め45度くらいに置いて、前足は90度(前方)に向ける。肩、身体、骨盤がしっかりと前を向くようにすること。必要であれば両足の縦幅と横幅を調整して、両足に体重が乗っていることを確認する。
次に吐く息で上体を前足の方へ倒し、左手を前足の外側に置く。これも必要に応じて内側に置いたり、ブロックを使うなどして、体重が前のめりにならないようにする。
上体がマットと平行に体幹を安定させた上で、胸を持ち上げるように背中を伸ばして、右の胸と肩の開きで右腕を上方に伸ばす。
毎吸う息で背中を伸ばして、毎吐く息で胸と肩の開きでねじりを深めて、ウジャーイの呼吸で5カウント保持。
次の吸う息で上体を起こして、反対側を向いて同様に行う。
反対側も5カウント保持したら、吸う息で上体を起こし、吐く息でサマスティティヒ(直立)に戻る。
ここでの注意点は、骨盤の向きとねじり方です。
骨盤の向きは、両足でしっかりと身体を支え、前足側のお尻を後ろに、後ろ足側のお尻を前に出すように揃える。骨盤がズレるとねじりそのものが崩れ、歪みの原因になります。
股関節が硬くて骨盤が傾く人は、足の縦幅を狭め、横幅を広げると骨盤を揃えやすい。
そしてねじり方は、前傾に上体が倒れないように後ろ足の踏みを強くして、尾骨を後ろに引く。その力とは反対に胸を持ち上げるように背骨を伸ばす。
こうして背骨が伸ばされた状態で、胸と肩の開きでねじりを深めます。
この背骨を伸ばしてねじるやり方は、立位も座位も共通した動きになります。
効果としては、下半身の強化とストレッチ、骨盤調整、体幹の強化、腰・背骨の柔軟、腰痛・肩こり改善、腹部内臓機能の向上、デトックス、バランス感覚UP、深い呼吸のアプローチ、第三の目の覚醒、自在神に捧げる行為、神との一体などが挙げられます。
私が普段のクラスの指導で、アーサナが正しく出来ているかを見極める時、必ず土台からみていきます。
足の置く位置、足首、膝の向き、足の筋肉の使い方とライン、体重のかけ方、骨盤の向き、体幹、尾骨から首までの背骨のライン、胸と肩の開き、腕の使い方、手の置く位置、表情、視線、呼吸…というように瞬時にスキャンして、適切な補助やアジャストをします。
自分のプラクティスの時も同じように第三の目で常に確認します。
流れの中の瞬間瞬間に気づいていきます。そうすることで、無駄な行動がなくなり、過ちもなくなっていきます。
ここでも上級者は、深い呼吸を通じて、粗雑なアーサナの外的要素から微細な心の内的要素へと内なる目を向けます。
呼吸からバンダ、バンダからプラーナ、プラーナから自己に向かって瞑想していきます。
アーサナという行為が、心と身体の快楽という束縛から解放された時、内なる瞑想は自然と訪れます。
そしてこのカルマは誰のために、何のための行為なのか気づいていくのです。
身体と心の所有者として、その使用に責任を持ちます。
そしてその行為が、周りに、他人に、神に、愛のある奉仕となれば、これまでのカルマが浄化され、またこれからのカルマも清められます。
こうして内なる真実、美、価値を見出していきます。
SattvaYogaShalaでは、アーサナの深遠な意味深さにも焦点をあてて指導しています。
それぞれの感覚や体験を尊重し、それぞれに合った練習内容を提案しています。
Sattvaと繋がり、ヨガと繋がり、自己を知る。as it is
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2014年インド・ゴア
2017年日本・芦屋