ナマステ〜、厳しさは愛の裏返しのSattva-Kenです。
Sattva-Kenのアジャストが強いのはよくご存知だと思いますが、時には強い口調で指摘することもあります。
それは私なりの愛情表現で、痛い思いをさせるアジャストでも悲しい気持ちにさせる指摘でもありません。
自分と同じように他者を愛し、より幸せになってほしいという思いからの行為です。
これらの”強過ぎる愛”は、人によっては自分の価値観を強要したり、他人に結果を求めたり、嫉み、執着、嫌悪の原因になりかねないので、私のような強弱のコントロールが苦手な人こそ注意が必要だと感じ、日々気をつけています。。。
さて、本日は愛を育むのに効果的な「慈愛の瞑想」をご紹介したいと思います。
SattvaYogaShalaの「ハタフローヨガ」のクラスの後半でも、簡易的なこの慈愛の瞑想をシェアしています。
私がこの瞑想と出会ったのは、2010年に初めてヴィパッサナー瞑想コースに参加した時に、授かりました。
話すこと、読むこと、書くこと、聴くこと、運動すること(ヨガや呼吸法)などの行為を一切禁止とし、1日10時間の瞑想生活を10日間続けます。
10日間(100時間)自己と向き合い、ありとあらゆる雑念や過去の執着が浄化され、ただ純粋に生きていることが何よりも幸せと感じ、周りを取り巻く外の世界も美しく輝いて見えます。
そして最後にこの「慈愛の瞑想」が授けられるのです。
それはもう感動で、心から他者の幸福を願い涙します。
世界各地で10回以上このコースを受けましたが、いつもこれ以上ない歓喜に包まれます。
全ての生命に愛が届くことを願って、そんな慈悲と慈愛の瞑想をここでシェアしたいと思います。
この瞑想Metta Bhavana(メッタ(慈愛) バーヴァナー)は、古くから仏教徒の間で実践されていて、自分を含めて近しい人も遠い人も、嫌いな人も嫌われている人も、さらには生きとし生ける全ての生命に対して、慈しみの心を育む瞑想です。
この瞑想法の実践を定期的に行うことで、慈愛の精神が生まれ、自分と同じように他者の幸福を願うようになります。
ヴィパッサナー瞑想10日間のコースでは、最終日にこのメッタ瞑想を授かって実践を行いますが、スタッフとしてヴィパッサナー瞑想コースに参加すると、毎晩スタッフで集まってメッタ瞑想で一日を終えます。
Sattva-Kenも”夜のお勤め”としてこれを毎晩行い、溢れる愛で1日を締めくくります。
それでは実践について、
まずは、一人で落ち着ける時間と空間を用意します。(周りに人がいて、物音などがする環境では、効果は半減します。)
次に、クッションやボルスター、ヨガブロックなどの上でリラックス出来る足の組み方で座ります。(慣れてくると仰向けになった状態でも出来ますが、ここでは座った状態で行います。)
座ったら、体と顔、心の力を意識的に緩めて、何度か深呼吸をします。
そして、争いや苦悩のない普遍的な平和な世界をイメージします。
ここから決まった言葉で自分自身や家族や知人から他人、さらには全ての生命に対して幸福を願い、声に出して(または心に念じて)反復していきます。
例として、私が普段一人でメッタ瞑想をする時の言葉を挙げますが、自分なりの愛の言葉に変えてもらっても大丈夫です。
『メッタ(慈悲)の言葉』
私は、許します。
知ってか知らずか、私を傷つけた全ての存在を、
私は、許します。
私が、許されますように。
知ってか知らずか、私が傷つけてしまったであろう全ての存在から、
私が、許されますように。
私は、愛します。
生きとし生ける全ての生命を、
私は、愛します。
私が、愛されますように。
生きとし生ける全ての生命から、
私が、愛されますように。
(始めに戻って2~3回反復します。)
私は(が)、健康でありますように。
私は(が)、悩み苦しみから解放されますように。
私は(が)、幸せでありますように。
私の愛する人、私の大切な人は(が)、健康でありますように。
私の愛する人、私の大切な人は(が)、悩み苦しみから解放されますように。
私の愛する人、私の大切な人は(が)、幸せでありますように。
私の嫌いな人、私を嫌っている人は(が)、健康でありますように。
私の嫌いな人、私を嫌っている人は(が)、悩み苦しみから解放されますように。
私の嫌いな人、私を嫌っている人は(が)、幸せでありますように。
生きとし生ける全ての生命は(が)、健康でありますように。
生きとし生ける全ての生命は(が)、悩み苦しみから解放されますように。
生きとし生ける全ての生命は(が)、幸せでありますように。
大きいもの、小さいもの、見えるもの、見えないもの、
生きとし生ける全ての生命に、平安が訪れますように。
世界が、平和でありますように。
(最後の言葉を2~3回反復します。)
以上が、私の日々のメッタ瞑想です。
自分自身に、周りに、その他全ての人に、動物に、生命に、環境に、地球に、世界に、宇宙に慈しみの心で幸せと平和を願うものなら、自分の言葉で念ずるのもいいと思います。
また、復唱するほどに強力になるので、時間に余裕がある時は、最低3回は復唱しましょう。
唱えた(念じた)後は、不思議と心が軽くなって穏やかな気持ちになれるので、1日の始まりや1週間のスタート、1日の締めくくりや1週間のリセットなど、定期的に実践するとより効果的でお勧めです。
SattvaYogaShalaの「ハタフローヨガ」に参加して、実際に体験していただくのもお勧めです。
慈悲の心を育み、強固な土台を築き、今後もこの聖なるYOGAの道に精進していきたいと思います。
世界が慈愛に満ちて平和でありますように。